根管治療(歯内療法)
神経に感染が及び、歯周ポケットと繋がったため歯内治療を行った症例。
写真では下の歯茎の間におできみたいな腫れがあるのがわかります。治療後右の写真では腫れがなくなりレントゲン写真でも破壊されていた骨の構造が正常構造に変わっているのがわかります。
治療内容 | 歯内治療+歯周基本治療 |
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目的 | 歯周組織の回復 |
副作用・リスク | 術後疼痛・歯肉腫脹 |
治療期間(回数) | 12ヶ月 |
費用(税抜) | 保険治療 |
歯の根に大きな病気ができています。黒いところは骨が欠損しているところですが適切に神経の治療を行うことで正常な状態になっていることがわかります。
治療内容 | 歯内治療+歯周基本治療 |
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目的 | 歯周組織の回復 |
副作用・リスク | 術後疼痛・歯肉腫脹 |
治療期間(回数) | 12ヶ月 |
費用(税抜) | 保険治療 |
修復治療
修復治療は従来の虫歯の詰め物というくくりになりますが、材料の開発とともに審美的に、機能的に進化しています。セメントの性能も上がり、今まで以上に良くなっています。また神経を守るための技術革新も行われており、患者様の要望にお応えする材料や機材を取り揃えています。
修復治療の施術例
虫歯が深く神経まで届くほどになっていましたが、幸いに神経への感染はありませんでしたので神経を保存する薬剤(水酸化カルシウム製剤)を用い、歯の形の修復を行っています。レントゲン経過(左術前、右術後)ですが、なんら問題なく経過も良好です。(充填物は自費治療CADCAMインレー)
治療内容 | キシレステシンカートリッジによる浸潤麻酔+歯髄直接覆髄+CADCAMインレー |
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目的 | 歯髄の保存と審美的回復 |
副作用・リスク | 術後疼痛 |
治療期間(回数) | 約2週間(経過観察3ヶ月) |
費用(税抜) | 30,000円 |
補綴治療
補綴治療とは何らかの理由で歯を失ってしまった患者様に補綴物と呼ばれる可撤式義歯(入れ歯)固定式義歯(クラウン、ブリッジ)、インプラントを用いて噛み合わせの機能を回復する治療です。補綴物を選択する際には装着感、使用感、審美性、咀嚼能力が深くかかわり合うため、患者様と必要に応じてコンサルテーションをおこない、ご希望が少しでも叶う補綴物を製作装着できるように努めています。また当院では院内の技工士を始め、以前の吉松歯科医院勤務の技工士で補綴物を製作しており、より良いもの、信頼できる補綴物の提供に努めています。
補綴治療の施術例
やや受け口気味の歯並び。前歯の歯並びが気になって治療を受けられた。
歯の矯正治療後の状態(3年経過)歯列が整い綺麗な歯並びになっている。歯の修復も審美的な治療を行ったことで綺麗な口元になっている。
治療内容 | 矯正治療+補綴治療+審美修復 |
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目的 | 噛み合わせの回復と見た目の改善 |
副作用・リスク | 知覚過敏、歯肉退縮、術後疼痛、歯列の後戻り |
治療期間(回数) | 36ヶ月 |
費用(税抜) | 1,420,000円(内訳:矯正治療700,000円、セラミック6本75,000円、CAD.CAMインレー9本30,000円) |
予防治療
当院では予防からメインテナンスまで、ご希望の患者様にはご自身の健康ファイルを作り、様々なリスク(虫歯、歯周病、口腔機能)などを記録しています。皆様にご自身の健康を知っていただくためのものだけでなく、私たちと一緒に共有するデータとして健康管理に役立てます。
バナペリオ・ダイアグノデント・ダイアグノカム・舌圧計
バナペリオは、歯肉縁下プラーク中のPorphyromonas gingivalis、Treponema denticola及び Tannerella forsythiaの3菌種がもつBANA分解活性(N-ベンゾイル-DL-アルギニルペプチダーゼ活性)を検出することによりこれらの存在を調べる体外診断用医薬品です。
予防治療の実施例
28歳の女性です。虫歯や歯周病の治療を行なった後、当院で定期検診(メインテナンス)を受けていらっしゃいます。
8年経過後、歯周ポケットが確認されたため、外科的に再生療法を行っています。(再生療法はエムドゲインを使用。自費診療)
歯周ポケットの発生したところを見るときれいに骨が回復してきていることがわかります。このように早期に病態の変化を発見し、対応すればある程度組織回復をすることがわかります。また回復には体の治癒を待つ必要があるので長期にわたる観察が必要になります。
治療内容 | 歯周病治療+メインテナンス治療+再生療法 |
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目的 | 歯の保存、歯槽骨の安定、回復 |
副作用・リスク | 術後疼痛、歯肉腫脹 |
治療期間(回数) | メインテナンス10年(継続中) 再生療法12ヶ月 |
費用(税抜) | 保険治療(歯周治療、メインテナンス)+100,000円(再生療法) |
外科治療
私たちの歯科医院でできる外科治療は歯根端切除術、歯の再埴術、親知らずの抜歯、骨瘤除去などです。CT等の検査機械、最新の医療機械を用いて安全で正確な治療を行うように心がけています。
外科治療の施術例
16歳の女の子です。他院にて第一大臼歯の神経の治療を行いましたが、痛みが引かず、腫れるばかりで治らない状態でしたので抜歯を行いまだ生えていない親知らずを移植しています。(左写真、真ん中写真)
2年経過後、移植した親知らずの歯の根が完成し生えてきて歯の周りの骨の組織が正常になっていることがわかります。(右写真)若い患者さんで、親知らずの寸法にもよりますが、うまく適合するサイズであれば移植治療は非常に効果的な治療です。
治療内容 | 抜歯+歯の移植術+キシレステシンカートリッジによる浸潤麻酔 |
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目的 | 噛み合わせの回復、失われた歯の補充 |
副作用・リスク | 術後疼痛・歯肉腫脹 |
治療期間(回数) | 12ヶ月 |
費用(税抜) | 保険治療 |
CTを用いた顎骨検査システム
CTは顎の状態や骨の量を計測するだけでなく骨の硬化度や骨の厚み、治療後の治癒の状態を検査することができます。また上顎洞と呼ばれる副鼻腔の状態や炎症を調べる事もできます。また顎の骨の中に走行している動脈や様々な神経を調べることができ安全に外科治療をおこなうことができます。
CTを用いた顎骨検査システム
左下の関節の部分がつぶれた形になっており変形していることがわかります。
変形している方に比べきれいな形をしていることがわかります。
高周合成波フロイデを用いた末梢神経麻痺治療
口腔領域において難易度の高い治療のひとつが神経麻痺や神経痛などです。この機械は一定のパルスを問題の領域に当てる事で神経を活性化し正常化していきます。これからの分野の治療ではありますが、発症後早期に治療すると経過は良好な事が確認されています。